クラフト焼酎「HEISEI」のハイボール酒場が新橋に期間限定オープン 平成カルチャーを五感で体験

時代は、年号ではなく、その場に漂っていた香りや音、空気とともに記憶されるものです。

宮崎県日南市の老舗焼酎蔵・櫻乃峰酒造有限会社は、2026年7月29日(水)から8月1日(土)までの4日間限定で、東京・新橋にて体験型ポップアップイベント「CRAFT SHOCHU HEISEI ハイボール酒場」を開催します。

本イベントでは、「平成を飲む」をコンセプトに開発されたクラフト焼酎ブランド「HEISEI」をハイボールスタイルで提供。平成カルチャーを振り返る展示や体験型コンテンツを通じて、焼酎との新たな出会いを提案します。

「焼酎を飲む」から「時代を味わう」へ

本会場では、平成の流行やカルチャーを振り返る大型パネルをはじめ、チェキ撮影スポットや数量限定の酒ガチャを用意。プロフィール帳やガラケー、着メロ、テレビゲームなど、1990年代後半から2000年代初頭を象徴するアイテムが並び、当時の空気感を五感でたどれる演出が施されています。

近年注目を集める平成レトロを、視覚だけでなく味覚や会話まで含めて楽しめる空間として設計している点も特徴です。当時を知る世代には記憶をたどる時間となり、平成を知らない世代には新たなカルチャーとの出会いとなるでしょう。

イベント期間中は、宮崎県日南市の酒蔵からベテラン杜氏も来場。

焼酎造りへのこだわりや味わいの違いを直接聞きながら、一杯が生まれるまでの背景や造り手の思いにも触れられます。

平成という時代を映す3つのクラフト焼酎

会場で提供されるHEISEIは、2026年7月17日に発売された新ブランドです。

「若者が焼酎から離れているのではなく、焼酎業界が若者を取り残しているのではないか」という問いを出発点に、平成生まれの感性を取り入れながら開発されました。

HEISEI #1989

平成元年をテーマにした麦焼酎です。

20年以上樫樽で熟成した麦焼酎を使用し、バニラを思わせる甘い香りに、樫樽由来のスモーキーなニュアンスと長期熟成ならではのまろやかな余韻が重なります。

HEISEI #1999

平成カルチャーの勢いを表現した芋焼酎です。

柑橘を思わせる華やかな香りと果実を思わせる軽やかな味わいが特徴で、レモン炭酸で割ることでグレープフルーツを思わせる爽やかな飲み口へと変化します。

HEISEI #2001

デジタル化が進んだ時代をイメージした麦焼酎です。

日本酒酵母由来の吟醸香(日本酒を思わせる華やかな香り)とリンゴを思わせる軽快な味わいが特徴で、炭酸を加えることで、より爽やかな印象が広がります。

日南の焼酎文化を次世代へつなぐ挑戦

宮崎県日南市は、焼酎生産量日本一を誇る宮崎県の中でも、多くの焼酎蔵が集まる地域です。

来場する杜氏によると、HEISEIシリーズは平成生まれの若者の意見を取り入れ、通常の2倍以上の時間をかけて開発したとのこと。40年以上培ってきた焼酎造りの技術と伝統を受け継ぎながら、ハイボールという親しみやすいスタイルを通じて、新しい世代へ焼酎文化を届けることを目指しています。

五感で読み解く

人は時代を年号ではなく、その頃に漂っていた香りや音、味わい、そして誰かと過ごした時間の感覚として記憶しています。

HEISEIが提案しているのは、平成レトロという視覚的なブームを、嗅覚や味覚まで含めたブランド体験へと広げる試みです。グラスから立ち上る香りや炭酸の刺激、口の中に残る余韻が、当時聴いていた音楽や街の景色、誰かと交わした会話を思い起こすきっかけになるかもしれません。

焼酎を単なる酒ではなく、時代の記憶を呼び起こす媒介として捉え直している点も印象的です。伝統文化を守るだけではなく、現代の感性に寄り添いながら届け方を再構築する取り組みとして、日本の焼酎文化の新たな可能性を示す事例として注目されます。

平成という時代を懐かしむだけではなく、その頃の空気や記憶を五感でたどるひとときとして、足を運んでみてはいかがでしょうか。


開催概要

イベント名:CRAFT SHOCHU HEISEI ハイボール酒場

開催期間:2026年7月29日(水)~8月1日(土)

会場:東京都港区新橋(期間限定ポップアップ会場)

会社概要

会社名:櫻乃峰酒造有限会社

代表取締役:橋本 佳隆

創業:明治10年(1877年)

設立:昭和37年12月

事業内容:焼酎製造

所在地:宮崎県日南市大字隈谷甲1192

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ハラカズコ

メディアライター

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